パワーアップした「ぶたポン」
ぶたポンDX
総合評価

パズルの難易度

独自性

スマホゲーム「ようとん場」シリーズのマッチ3パズル ぶたポン の第二弾。パズルをクリアして、日本や世界の豚に会いに行こう。道中で出会ったぶたさんはフレンドになってパズルを助けてくれるぞ。
前作の ぶたポン と比べるとグラフィックが綺麗になり、楽しく遊べる面が増えるなどあらゆる面で進化している。一方、新しいルールが登場した時の説明が途中から無くなっているのが残念だった。
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ゲームの魅力 1.前作からの進化
・グラフィックの向上
前作の2Dから少し立体的になり、背景やキャラクターもポップでかわいくなった。
・遊んでいて楽しい面が増えた
前作はシンプルで難しいパズルだったけれど、今回は難しさもありつつ仕掛けが凝っていて遊んでいて楽しい面が増えた。例えば、1手目でフィールド上のピースをたくさん消せるような面が出てくることがある。ピースがたくさん消えた時の快感はマッチ3ならではの良さだと思うので、それが今作でも味わえるのは嬉しい。
・手数の設定
前回は15や30などキリのいい数字が多かったけれど、今回は22や27といった細かい数字で設定されている面が増えた。
・序盤で時間制限のある面が登場しない
前作の目玉でもあった他社より難易度の高い「時間制限のある面」が、今作では序盤で登場しない。制限時間がある面は素早く、的確な判断が求められるため、これが苦手な人にはおすすめできないのだけれども、今回はそのような心配が要らないためパズルの敷居が少し低くなっている。まあ、パズルそのものの難しさは健在だが。
・「目標消し」の特殊ピースが登場する
目標消しとは、自動でステージクリアの条件に沿ったピースへ飛んで消してくれる特殊ピースのことである。本作では手裏剣の形をしている。他の作品では、ミサイル型のものをよく見かけるけれど、手裏剣とはなかなか渋いチョイスである。ミサイル型のものとは異なり、一直線に飛んでいくためテンポが良い。
「目標消し」は、必ずしも自分の思っているところを消してくれるわけではないけれども、使いこなすとかなり便利である。しかも、本作では性能がそこそこ良かったため使いやすかった。
このように、グラフィック・パズルの両方でパワーアップしている。製作者の方々の努力と技術の向上が伺える作品だ。
ゲームの魅力 2.ぶたさんがかわいい
ぶたさんのグラフィックもより立体的で、丸みを帯びてかわいくなった。今作もパズルのピースがぶたさんだけれども、前作よりもピースの見分けがつきやすくなった。これも前作から進化している点の一つだ。
また、今作ではパズルを進めていくと、新しいぶたさんに出会えてフレンドになれる。フレンドになったぶたさんは、キャラクターごとに持つスキルでパズルを助けてくれるようになるぞ。パズルによって、相性の良いぶたさんがいるので上手く使い分けよう。
ゲームの魅力 3.ぶたさんのスキル強化
本編でパズルをクリアすると、スコアの高さに応じて星がゲットできる。星は1つのステージにつき、最大3つもらえる。この星が一定数以上集まると、ぶたさんのスキルレベルが上がる仕組みになっている。スキルレベルが上がると、スキルを発動するための条件が良くなったり、スキルの効果が強くなったりするので、どんどん上げていこう。
残念・不満だったところ
・途中から新しいルールの説明が無い。前作は丁寧に説明があったのだから、この点は改善すべきだろう。
あと、これは人によると思うけれど、
・ウ●チのギミックが登場する。
このようなものがパズルゲームで登場するのは斬新だけれど、「ぶたポン」が元々は「ようとん場」というぶたさんを育てるゲームの派生作品だと考えるとそうでもない。なぜなら「ようとん場」では、ぶたさんのウ●チが登場するからだ。
これは私の憶測だけれど、「ぶたポン」に「ようとん場」の要素を取り入れようとした結果、このようなギミックが登場することになったのではないかと思われる。もちろん、ウ●チが苦手な人には無理しておすすめするつもりはないけれど、「なにかしら事情があって登場したんだろうな」と想像を膨らませることは悪くないだろう。
初心者向き度

最初から難しいギミックが出るので経験者向け。また、パズルによってはぶたさんのスキルとの相性が大事になるため、そこを考える必要があるという点でも経験者向けである。
レビューの作成日:2022年6月13日